通える料金設定の鍼灸院
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鍼灸は自費治療であるということ
「【2】通える範囲の鍼灸院を選ぶ-場所篇-」でもお伝えしたように、数ヶ月も続いているような慢性的な症状を鍼灸で調整しようとするならば、鍼灸は何度も受けなくてはいけなくなります。
鍼灸は、他の代替療法の中でも信頼度が高く、整体などと違って、国が認めた国家試験資格者がするものです。
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しかしながら、未だに国民保険が適用されることはなく、民間の保険会社のものでもカバーされることはありません。
つまり、鍼灸は原則として自費治療(鍼灸でも保険が利くこともありますが、利用するにはかなりの制限があります)ということになります。
よって、一回の鍼灸料金は数千円以上かかることになります。
そこで、鍼灸院の場所だけではなく、料金についても通えるかどうかを検討する必要があります。
料金が高ければ高いほどいい鍼灸なのか?
ふだん使いの化粧品は、原価が数百円にも満たないともいわれています。
中身が似通っている、原価が同じくらいの化粧品は、高い値段帯のものの方が安いものよりも売れると言われています。
これはどういうことかというと、人間の心理では、高いものの方がより価値があり、より効果があると思ってしまうという傾向があるからだそうです。
また、もし仮に高い方のが安いものよりも効果がいまいちだったとしても、“高いものを買ったのだから”という、自分の行動を正当化する心理が働くため、高いものを買ったときの方が満足度も高くなるという傾向になるそうです。
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このようなことから、鍼灸の料金も、高ければ高い方のが効果が出るのでは?と思っている方も多いようです。
たとえば鍼灸院の値段表を見ると、30分いくらい、60分いくらとあるために、より高額の料金を支払ってより長く鍼灸をしてもらった方のが効果があるのではないかと思うかもしれません。
しかし、そんなことはありません。
鍼灸は自由診療です。
つまり鍼灸院は自分の鍼灸を“言い値”で付けているわけです。
それは、効果とは全く関係ありません。
高ければいい鍼灸をしているかというと、そういう保証はありませんし、逆に安いからといって効かない鍼灸をしているということもありません。
もちろん、料金が高くて腕がいい鍼灸院もあるでしょうし、安くてクオリティも低い鍼灸院もあります。
ここでは、鍼灸の場合は、“料金とその鍼灸院の効果に比例関係はない”ということをご理解いただければと思います。
鍼灸にもその時代や地域によって相場がありますので、その相場を把握しつつ、料金に惑わされることなく、自分が通える範囲の料金設定のところを選んでみることをお薦めいたします。
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