鍼灸とは?

鍼灸という名称について

鍼灸の読み方

まずはじめに、「鍼灸」の呼び方ですが、これは「しんきゅう」と呼んだり、「はりきゅう」と呼んだりします。
音読みか、訓読みかの違いくらいで、大きな差はありません。
なので、「鍼灸師」の呼び方も、「しんきゅうし」と呼んだり、「はりきゅうし」と呼んだりします。
ちなみに、英語では「acupuncture(アキュパンクチャー)」と言い、鍼灸師のことを「acupuncturist(アキュパンチュアリスト)」と言います。

鍼と灸は別物

他のページでもお話しますが、鍼灸師は総称で、資格は「はり師」と「きゅう師」に分かれます。
一般的には、鍼と灸を同じところで学び、同じ時に両方の資格を取ります。中には、“はり師の免許は取れたけど、きゅう師の免許は落ちてしまった”という人もいますので、みんながみんなではないのですが、しかし、ほぼすべての人が「はり師」と「きゅう師」の両方の免許を取得しますので、鍼と灸はセットのように扱われ、「鍼灸」とまとめてしまいますが、本来は、鍼と灸は別物であり、資格も分かれています。

鍼灸療法についても、鍼と灸は別になります。
鍼は鍼を使った療法、灸はもぐさ(艾・きゅう)を使った療法となります。
鍼灸院では、鍼と灸の両方をしているところが多いため、“鍼灸院”とまとめて総称することが多くなります。

鍼にせよ、灸にせよ、どちらも身体の表面にあるツボを利用していくことには変わりはありません。
鍼もお灸もどちらもツボを使い、また古来より鍼もお灸も両方ともやる人が多かったので、ひとくくりに“鍼灸”と呼ばれることが一般的な習わしとなっています。

>鍼とは? 一般的な鍼 鍼とは、鍼施術用に安全に製造された鍼という道具を使用し、主にツボというところに鍼を刺して身体の調整をするものをいいます。 “主にツボ”と書きましたが、ツボに刺すだけではなく、ツボとは関係がない痛いところやこっているところに刺すこともあります。 また、一本の鍼で施術していく鍼灸師もいれば、複数の鍼を使用する鍼灸師など、様々なタイプがあります。 鍼の太さは、現在ほとんどがとても細いものを使用しています。鍼の太さについては、こちらを参考にしてください。 鍼の素材については、現在はステンレス製のものが多く、次いで銀製のものが多くなります。金製の鍼を使用しているところもありますが、金製の鍼は高価なため、あまり使われていません。 刺さない鍼 刺す鍼だけではなく、皮膚表面からツボに当てるだけの「てい鍼」と呼ばれるものもあります。 このてい鍼は、鍼が苦手な人や、小児用に使ったりすることがあります。 お灸とは? お灸の原料 お灸の原料は、植物のヨモギです。ヨモギは草だんごの中に入ったり食用になりますが、お灸に使われるヨモギはオオヨモギと呼ばれるものになります。ちなみにこのオオヨモギも食べることはできるそうです。 お灸の種類 お灸はヨモギから作られますが、葉の裏に生えている毛のみを集めた細かいものや、茎や葉脈なども入った粗いものなどがあります。また、台座が付いたタイプのものなどもあります。
どれが良いとか悪いとかではなく、用途によって使い分けます。例えばピンポイントでそこのツボに効かせたいときは、細かいものを使用しますし、灸頭鍼といって、鍼にお灸を付けたようなやり方ですと、かなり荒いもぐさを使用します。プロの鍼灸師でも使いますが、一般の家庭でも使えるような、台座が付いたお灸もあります。